FW:鈴木輪太朗イブラヒーム(すずき・わでぃ・いぶらひーむ)
生年月日:2003年1月31日(20歳)
所属クラブ:ジローナB(スペイン)
ガーナにルーツを持つ192cmの超大型ストライカー、鈴木輪太朗イブラヒームも福田師王やチェイス・アンリと同じくJリーグでのプレー経験がない。しかし、彼らと異なるのは、Jリーグクラブに籍を置いたということだ。鈴木は日大藤沢高校卒業後に徳島ヴォルティスに加入したが、YBCルヴァンカップ1試合に出場したのみで、半年後にバレンシアへ移籍。以降スペインでのプレーを続けている。
ダビド・シルバやイスコという名手を輩出したバレンシアのカンテラ(下部組織)では、加入から半年以上経ってようやくリーグ初先発を飾るなど、出場機会の確保に苦労。12試合で3得点という成績だった。そして昨季は、スペイン5部のCFバダロナに移籍。ここでは21試合で4ゴールを記録しており、そのうちの1つが今夏に移籍したジローナBから奪ったものだった。
鈴木にとってジローナBはスペインでの3クラブ目になる。今年で20歳ということを考えても、過去2クラブとは違うような爆発的な活躍をそろそろ見せたいところ。「優れた体格と多くのスピードとゴールを備えた長身ストライカーだ。ジローナBは日本人サッカー選手の加入で攻撃力を増す」とクラブ公式で紹介された鈴木は、期待通りのパフォーマンスを示すことができるか。