3位:アトレティコ・マドリード
【写真:Getty Images】
総市場価値:5億3520万ユーロ(約749億円)
3位には、昨季後半戦に圧倒的な強さを誇ったアトレティコ・マドリードがランクインした。
強さを取り戻した最大の要因となったのがアントワーヌ・グリーズマンの完全復活だ。昨年のカタールワールドカップでの活躍そのままにアトレティコ・マドリードでも圧巻のプレーを披露。彼がチーム内で最重要選手であることは間違いないが、年齢的なものもあってチーム内の市場価値ランキングではトップではない。
グリーズマンの2倍にあたる5000万ユーロ(約70億円)のジョアン・フェリックスが、現在のアトレティコ・マドリードで最も市場価値が高い選手だ。だが、すでに背番号7が剝奪されるなど、トップチームの構想には入っておらず、今夏の移籍が決定的となっている。
2位以下はロドリゴ・デ・パウル、ヤン・オブラク、ホセ・マリア・ヒメネス、マルコス・ジョレンテと続いていくが、いずれも20代後半から30代にかけての選手たちであり、勢いのある若手の台頭にも期待したいところだ。アトレティコ・マドリードは、ラ・リーガでこそ市場価値ランキングで3位に入っているが、世界で見ると14位と国際的には順位が下がっている。このままでは年齢的な影響で、チームの価値はさらにダウンしてしまうだろう。