MF:梶浦勇輝(ツエーゲン金沢)
【写真:Getty Images】
生年月日:2004年1月2日(19歳)
レンタル元:FC東京
今季リーグ戦成績:24試合0得点2アシスト
今後のさらなる成長が楽しみな逸材の1人だ。FC東京のアカデミーで育った梶浦勇輝は、一昨年に17歳でトップチームデビューを果たすと、昨季正式にトップチームへ昇格。第20節の北海道コンサドーレ札幌戦ではJ1デビュー戦ながらフルタイムプレーし、3-0の快勝に大きく貢献していた。
今季は育成型期限付き移籍でツエーゲン金沢に加入。ここまでリーグ戦24試合に出場、1931分プレーするなど不動の地位を確立しており、中盤底で攻守のタスクをこなし続けている。相手の嫌な位置でボールを受けて捌く技術が高く、171cmと小柄であることを忘れさせるほどの球際の強さ、運動量、守備範囲の広さを誇るなど、19歳とは思えぬほど武器は豊富だ。
なにより素晴らしいのがパフォーマンスの波が小さいこと。第21節の水戸ホーリーホック戦でマン・オブ・ザ・マッチの証でもある“勝ちユニ”に選出された際に、サポーターの「ようやく」や「遅すぎるほど」という言葉がちらほら見受けられたほど、今季のプレーは安定している。この勢いが継続されるとなれば、当然ながらレンタル元のFC東京が放っておかないだろう。