MF:ライアン・ゴールド(スコットランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年12月16日
現所属:バンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ)
2011/12シーズン最終節に16歳の若さでダンディー・ユナイテッドのトップチームデビューを飾ったライアン・ゴールドは、「スコットランドのメッシ」とも呼ばれ、若くして注目を集めた。
14年夏にスポルティングCPに引き抜かれるも、トップチームではほとんど活躍することができず、毎シーズンのようにローン移籍を繰り返した。ローン先でもパッとしない中で、転機となったのが19年夏のファレンセへの完全移籍だ。当時2部のチームに加入したゴールドは1年目にキャリアハイの9ゴールを決めて昇格に貢献すると、翌シーズンも1部で9得点5アシストと躍動した。
このまま欧州でキャリアを歩むかと思われた21年夏にゴールドはMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍を決断する。加入から現在に至るまでの2年間、不動のレギュラーとして充実した時間を過ごしており、市場価値も自己最高額の650万ユーロ(約9.1億円)まで高騰している。「スコットランドのメッシ」というプレッシャーから離れて、伸び伸びとサッカーができていることが現在の活躍に繋がっていると言えるだろう。