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サッカー史に残る名選手であるリオネル・メッシのように小柄なウインガーはしばしば「○○のメッシ」と喩えられてきた。しかし、その才能が完全に開花することなく、世界の舞台から姿を消した選手も少なくない。今回は「○○のメッシ」と呼ばれた“消えた才能”を紹介する。
FW:エムレ・モル(トルコ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年7月24日
現所属:フェネルバフチェ(トルコ)
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「トルコのメッシ」と呼ばれていたエムレ・モルは、16年夏に975万ユーロ(約13.6億円)の移籍金でドルトムントに加入した。17年夏に行われた浦和レッズとの親善試合で2ゴールを決めるなど、猛アピールするも、トップチームのレギュラーに定着することができず、同年夏にセルタ・デ・ビーゴへと新天地を求めた。
ところがここからモルのキャリアは大苦戦を強いられる。セルタでの2年間でわずか1ゴールに留まると、2019/20シーズン前半戦にローン移籍したガラタサライでもゴールを奪えず、後半戦にローン移籍したオリンピアコスではリーグ戦に出場することすらできなかった。
このまま「消えた天才」となる可能性もあったが、21年夏に加入したファティ・カラギュムリュクで再起を図る。キャリアハイの5ゴールを決めると、22年夏にはフェネルバフチェへとステップアップを果たした。この復活劇で一時は55万ユーロ(約7700万円)まで低下していた市場価値は、現在420万ユーロ(約5.9億円)まで復活している。