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もう見たくない…。マンチェスター・ユナイテッドで嫌われた5人。歓迎されなくて当然な選手たち

シリーズ:嫌われた5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ポール・ポグバ(ユベントス/イタリア)

マンチェスター・ユナイテッドに所属したポール・ポグバ
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年3月15日
マンチェスター・ユナイテッド通算成績:223試合39得点51アシスト

 16歳でマンチェスター・ユナイテッドの門を叩いたポグバは、18歳で迎えた2011/12シーズンにトップチームデビューを果たした。当時のサー・アレックス・ファーガソン監督も大きな期待を寄せていたが、このフランス人MFはユナイテッドの契約延長オファーにサインせず、契約満了を迎えた同シーズン限りでマンチェスターを去った。

 12年夏に加入したユベントスでは1年目からセリエA、27試合で5ゴールを決めるなど結果を残し、イタリアへの移籍から1年経たずしてフランス代表にも選出された。ユベントスでチームメイトだったアンドレア・ピルロは「ポグバが初めてトレーニングに参加していたとき、選手はみんな笑っていたよ。こんな凄い選手をユナイテッドがフリーで放出したことが信じられなかったんだ」と当時受けた衝撃を語っている。

 多くのユナイテッドサポーターもポグバ、そしてクラブに対して同様の気持ちだっただろう。「なぜフリーで放出したのか」と。そして16年夏に始動したジョゼ・モウリーニョ新体制における補強の目玉として、ポグバを1億500万ユーロ(約147億円)の移籍金で獲得した。フリーで放出した選手をこれだけの大金で買い戻すのは異例の事態だった。

 1年目からリーグ・カップ優勝、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では準優勝に貢献し、2018/19シーズンにはキャリア初のリーグ戦二桁ゴールを達成。ポグバはユナイテッドの中心的な選手となったが、その気まぐれな性格からたびたび批判の的となった。途中出場した直後の退場など集中力を欠くプレーが次第に増えていき、クラブから打診されていた契約延長オファーも拒否。そして22年夏に“再び”ユベントスへとフリーで去った。サポーターは怒り心頭だろう。

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