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「BIG神奈川ダービー」横浜F・マリノス対川崎フロンターレ

　明治安田生命J1リーグ第21節、横浜F・マリノス対川崎フロンターレが15日に行われた。BIG神奈川ダービーと銘打たれて行われたこの試合に、12日に行われた天皇杯3回戦からマリノスはマルコス・ジュニオールを除く10人、川崎は上福元直人、瀬古樹、宮代大聖を除く8人を変更して臨んだ。

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　最初のチャンスはホームのマリノス。エウベルがミドルレンジからゴールを狙うが、GK上福元にセーブされる。川崎も12分に脇坂泰斗がシュート性のボールを蹴り、ファーサイドの家長昭博が押し込むも、オフサイドにより得点は認められなかった。

　マリノスは再三チャンスを作るも、上福元のビッグセーブに阻まれる。川崎もシュートチャンスを作ったが、なかなか枠を捉えることができず、両チーム無得点のまま前半を終えた。

　マリノスは前半終了間際に接触プレーで治療を受けていた松原健に代え、後半頭から畠中槙之輔をピッチに入れた。さらに、57分には藤田譲瑠チマとヤン・マテウスを下げ、喜田拓也と宮市亮を投入している。一方の川崎も60分、瀬古と山田新を下げ、橘田健人と遠野大弥を、67分には宮代に代えて瀬川祐輔をピッチに送り込んだ。

　71分にはスルーパスに抜け出した遠野をGK一森純が倒して川崎にPKが与えられたが、家長のキックを一森がはじき出してマリノスは事なきを得る。77分にも遠野はカットインからゴールを狙うが、一森がはじき出して失点を許さない。

　川崎は登里享平と脇坂を下げて大南拓磨と佐々木旭を入れ、マリノスはエウベルと負傷した永戸勝也に代えて水沼宏太と杉本健勇を入れる。両チームとも83分に交代枠を使い切った。マリノスは喜田が左サイドバック、植中がボランチに回った。

　86分には川崎のシュートを立て続けに一森がセーブしてチームを救う。しかし、後半アディショナルタイムにスコアが動く。大南がタッチライン際から折り返すと、車屋紳太郎がゴールに押し込んだ。この1点が決勝点となり、川崎が1-0で勝利。マリノスは天皇杯に続き公式戦2連敗となった。