CB
【写真:Getty Images】
CB:イブラヒマ・コナテ(フランス代表)
生年月日:1999年5月25日
22/23リーグ戦成績:18試合0得点0アシスト
CB:フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表)
生年月日:1991年7月8日
22/23リーグ戦成績:32試合3得点1アシスト
昨季に続きイブラヒマ・コナテとフィルジル・ファン・ダイクがCBのファーストチョイスとなる可能性が高い。
ジョエル・マティプの不調によってレギュラーの座を手にしたコナテは、トレント・アレクサンダー=アーノルドの背後に空きやすいスペースも自慢のスピードを生かしたカバーリングで対応するなど安定したパフォーマンスを披露。ファン・ダイクは全盛期ほどの存在感はないが、相変わらずの空中戦の強さで攻守において活躍を続けている。順当にいけば彼ら2人がレギュラーを務めるのが妥当だろう。
一方で懸念されているのが、彼らに次ぐ控えCBたちだ。先述した通り、マティプは昨季で一気にパフォーマンスレベルを下げ、ジョー・ゴメスも守備の軽さが目立つ。ナサニエル・フィリップスは今夏の移籍が濃厚で、レギュラーCBとポジション争いを演じられる選手がいない。
それでも彼らの出番が訪れる可能性は高い。というのも、コナテはライプツィヒ時代から離脱が多く、通年を通してレギュラーとして試合に出場し続けることは難しいだろう。このケースを考えれば新戦力を獲得した方がリスクマネジメントとしては理に適っているが、中盤の選手を大幅に入れ替える必要のある今夏にその余裕があるかどうかは未知数だ。