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Jリーグ 1年前

浦和レッズに「+α」をもたらす5人。序列逆転も? 優勝へ後半戦に期待がかかる男たち

シリーズ:浦和レッズに「+α」をもたらす5人 text by 河治良幸 photo by Getty Images

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AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇した浦和レッズは今季の国内3冠を獲得するチャンスが残されている。そのためには、ここまで出場機会が少なかった面々の活躍が不可欠。そこで今回は、後半戦の戦いを左右するであろう、浦和に「+α」をもたらしうる5人を紹介する。(選出・文:河治良幸)


理想と現実。スコルジャ監督のプラン

浦和レッズを率いるマチェイ・スコルジャ監督
【写真:Getty Images】

 浦和レッズは19試合を終えて勝ち点36で4位。首位の横浜F・マリノスとは勝ち点6差で、リーグタイトルも射程距離にある。しかも、AFCチャンピオンズリーグ2022を制覇して次シーズンのACLにプレーオフからの出場が決まり、YBCルヴァンカップは苦しみながらもプライムステージの準々決勝に進出。天皇杯も3回戦に駒を進めている。

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 現時点では全てのタイトルを狙いにいける状況だが、第一の目標と考えられるリーグ優勝を果たすにはマチェイ・スコルジャ監督の率いるチームが、もう一段階、二段階とレベルアップしていく必要がある。ただし、ポーランド人指揮官は理想だけをひたすら追求するタイプではない。現在のチームで勝ち点をしっかりと取っていく現実プランも並行しているのだ。

「浦和は柔軟に状況に合わせることが必要です。立ち上がりから終わりまでボールポゼッション70%でハイプレスでゲームをコントロールするのが理想ですけど、現時点でそれが実行できるわけではない。そこに向かっていくプロセスの最中です」

 そう語るマチェイ監督が主軸として信頼している選手はいる。守備の要であるアレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンのCBコンビをはじめ、経験豊富な酒井宏樹、西川周作、J1で500試合が目前のFW興梠慎三など、中心を担う選手たちは引き続き頼りになる。そして中盤からビルドアップと攻守のコントロールを司る岩尾憲、連続性の高い高強度のプレーで、チームの攻守にエネルギーを与える伊藤敦樹などがそうだ。

 しかし、そうした選手の奮闘は大前提として、浦和のさらなる躍進やタイトル獲得にはプラスアルファを加えられる戦力が重要になってくる。そうした部分で期待がかかる代表的な5人を筆者の視点でピックアップした。

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