「スタッツには出ない」古橋亨梧の貢献
「最終ラインの裏を狙いラインブレイクの動きを繰り返していた古橋だが、そこへのパスがチームとして最善かというチームコンセプトの問題がある。よって、そこへパスが出たどうかは重要ではなく、古橋のラインブレイクの動きによって得られた影響がチームとしての効果を生み出していた。彼が裏に走ることによって、相手の最終ラインはその動きに合わせて下がることになる。ボールの状況とは別のところを気にしなければならなくなり、相手がラインを下げれば中盤にスペースができやすくなる。そこを鎌田大地や旗手怜央がうまく利用していた」
FWの動きはサイドバックの動きと同様にスペースをつくり出しており、全体をスムーズにプレーしやすくさせる効果があったと説明。「これはスタッツには出ない数字」で、他の選手がプレーしやすい状況をつくり出した好プレーであったと高評価を与えていた。
スコアを見ても6月の2試合における日本代表が良好だったのはわかるのだが、アレックスはあえて修正点を挙げてくれた。それはやはり失点となったシーンだった。