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日本代表 1年前

サッカー日本代表が怠った作業。対戦国側から見た「スタッツには出ない」古橋亨梧の貢献【スペイン人指導者の視点3】

シリーズ:スペイン人指導者の視点 text by 川原宏樹 photo by Getty Images

「スタッツには出ない」古橋亨梧の貢献

エルサルバドル代表戦でプレーする古橋亨梧
【写真:Getty Images】



「最終ラインの裏を狙いラインブレイクの動きを繰り返していた古橋だが、そこへのパスがチームとして最善かというチームコンセプトの問題がある。よって、そこへパスが出たどうかは重要ではなく、古橋のラインブレイクの動きによって得られた影響がチームとしての効果を生み出していた。彼が裏に走ることによって、相手の最終ラインはその動きに合わせて下がることになる。ボールの状況とは別のところを気にしなければならなくなり、相手がラインを下げれば中盤にスペースができやすくなる。そこを鎌田大地や旗手怜央がうまく利用していた」

 FWの動きはサイドバックの動きと同様にスペースをつくり出しており、全体をスムーズにプレーしやすくさせる効果があったと説明。「これはスタッツには出ない数字」で、他の選手がプレーしやすい状況をつくり出した好プレーであったと高評価を与えていた。

 スコアを見ても6月の2試合における日本代表が良好だったのはわかるのだが、アレックスはあえて修正点を挙げてくれた。それはやはり失点となったシーンだった。

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