6位:FC東京
【写真:Getty Images】
チーム成績:11位(7勝4分8敗)
在籍外国人選手:ヤクブ・スウォビィク、エンリケ・トレヴィザン、アダイウトン、ディエゴ・オリヴェイラ、ペロッチ
今季リーグ戦最多出場選手:ヤクブ・スウォビィク(19試合/1710分)
アルベル・プッチ・オルトネダ監督体制2年目のFC東京は、ポゼッションサッカーの浸透が思いのほか進まず、開幕から不安定な戦いを強いられた。そして第17節のガンバ大阪戦に敗れ3連敗となったところで、同指揮官の解任が決まっている。
それでも、後任にピーター・クラモフスキー監督を迎えてから、チームは復調の兆しをみせていると言っていいだろう。初陣となった第18節の名古屋グランパス戦では終始相手を圧倒し、2-0で完封勝利。翌第19節の柏レイソル戦は難しい時間帯もあったが、粘り強く戦い1-0で勝利している。
そんなFC東京では、外国人選手たちの活躍に触れないわけにはいかない。守護神のヤクブ・スウォビィクは足元の技術にこそ不安があるが、セービング能力はピカイチ。ここまでのセーブ数57回はリーグ3位の数字だ。そしてセンターバックのエンリケ・トレヴィザンは、恵まれた体格を活かしたアグレッシブな守備で最終ラインを支えている。勝利した名古屋戦、柏戦ともに上々の出来だった。
レアンドロが契約解除となったことに加え、アダイウトンの調子が落ちているのは少々気がかりだが、33歳となったディエゴ・オリヴェイラの凄みは健在。分厚い体を活用したポストプレーで相手DFにダメージを与え、自らも決定的な仕事を果たす。リーグ戦直近6試合で7ゴールとしており、早くも2桁得点に乗せた。長身FWペロッチは、そんなD・オリヴェイラに代わるターゲットとして、途中起用から奮闘を続けている。