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無駄遣い…。マンチェスター・ユナイテッド歴代“不良債権”ワーストイレブン。大外れだったのは?

シリーズ:不良債権ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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マンチェスター・ユナイテッドはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でマンチェスター・ユナイテッドが獲得した選手で“不良債権”となった例をワーストイレブン形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。


GK:トマシュ・クスチャク(元ポーランド代表)

【写真:Getty Images】

生年月日:1982年3月20日
在籍期間:2006年夏〜2012年夏
移籍金:430万ユーロ(約6億円)
クラブ通算成績:61試合45失点


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 公式戦通算61試合で45失点。トマシュ・クスチャクは控えGKとしては十分に役割を果たしたと言える。しかし、クスチャク本人としては、ベンチに座るためにマンチェスター・ユナイテッドに加入したわけではなかった。エドウィン・ファン・デル・サール、ベン・フォスターと正GK争いを繰り広げ、いずれファーストチョイスになることが目的だった。

 だが、ハイレベルなポジション争いに勝つことができなかった。そんな中、フォスターは出場機会を求めて10年夏に700万ユーロ(約9.8億円)の移籍金を残して退団した。クスチャクも同様に出場機会を求めたが、チームが580万ユーロ(約8.1億円)以下での売却を認めず、マンチェスターの地から離れられなかった。

 結果的に元ポーランド代表GKは契約満了となった12年夏にフリーでブライトンへと移籍した。退団後に英紙『Mirror』の取材で、「僕はいつもプレーしたいと言っていたし、3年前から退団の許可も求めた。ユナイテッドも僕を手放すと言ってくれた。でも要求した移籍金が高すぎた。他のクラブに移籍するチャンスは何度もあったのに叶わなかった。これはフェアではない」と不満を爆発させている。

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