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日本代表 1年前

なぜ…。欧州で活躍できなかった日本人選手10人。天才が勢揃い。欧州で苦しんだ国内屈指の才能たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:川口能活


【写真:Getty Images】


生年月日:1975年8月15日
主な所属クラブ:ポーツマス(イングランド)、FCノアシェラン(デンマーク)

 歴代最高の守護神、川口能活も海外クラブへ挑戦した選手の1人だ。1994年に横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に加入すると、1995シーズンにはクラブ史上初のJリーグ制覇に貢献した。さらに翌年には、21歳ながら日本年間最優秀選手賞を受賞。1997年以降は日本代表の守護神の座も勝ち取ると、日本を史上初のW杯出場に導いた。

 Jリーグと日本代表で圧巻のパフォーマンスをみせた川口は、2001年10月にポーツマスへ移籍。日本人GKとして初の欧州クラブ移籍を果たした。しかし、日本最高のGKと言えど、欧州リーグでは苦戦を強いられた。

 トップチームでの出場は「0」。FAカップやリーグカップでベンチに入ることはあったが、在籍した約1年9ヵ月のほとんどをリザーブチームで過ごすこととなった。トップチームでの出場機会を求めた川口は、2003年7月にデンマークのFCノアシェランへの移籍を決断した。だが、同クラブでも定位置を掴むことは出来ず。公式戦出場は1試合に留まり、新天地でもチャンスを掴めなかった同選手は、2005年1月に退団した。

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