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日本代表 1年前

なぜ…。欧州で活躍できなかった日本人選手10人。天才が勢揃い。欧州で苦しんだ国内屈指の才能たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:城彰二


【写真:Getty Images】


生年月日:1975年6月17日
主な所属クラブ:レアル・バジャドリード(スペイン)

 歴代日本屈指のストライカー、城彰二も海外クラブで活躍できなかった選手の1人だ。1994年にジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)でプロデビュー。1996年に開催されたアタランタ五輪で”マイアミの奇跡”の立役者の1人となると、同年10月に日本代表デビューを果たし、日本のW杯初出場となったフランスW杯に臨む日本代表メンバーに選出された。

 フランスW杯では無得点に終わったが、城は同大会後のJリーグで得点を量産した。すると、2000年1月にスペインのレアル・バジャドリードへのレンタル移籍が決定。念願の欧州リーグへの挑戦を勝ち取った。

 バジャドリードでの得点はわずか2得点に留まったが、城はリーグ戦15試合中12試合に先発出場。当時のグレゴリオ・マンサーノ監督からは高い評価を受けていた。しかし、シーズン終了後のメディカルチェックで、10代の頃に痛めた膝を治療もせずにプレーを続けていたことが発覚。これが契約更新の障害となり、2000年8月に欧州での旅は終わることとなった。

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