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バルセロナはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でバルセロナが獲得した選手で“不良債権”となった例をワーストイレブン形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。
GK:ロベルト・ボナーノ(元アルゼンチン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1970年1月24日
在籍期間:2001年夏〜2004年冬
移籍金:410万ユーロ(約5.7億円)
通算成績:74試合77失点
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2001年の夏、ロベルト・ボナーノはリーベル・プレートからバルセロナに渡り、当時31歳とベテランながら欧州初挑戦を果たした。前年にバルセロナの一員となるも期待を裏切ったリシャール・ドゥトルエルに代わりファーストチョイスとなったアルゼンチン人は、加入1年目でリーグ戦27試合、チャンピオンズリーグ(CL)では13試合に出場している。
しかし、出場機会こそあったものの、足元の技術がバルセロナの求めるレベルになかったボナーノは軽率なミスを犯すことがしばしばあり、批判を浴びた。そして2年目には、後にレジェンドとなるビクトル・バルデスの台頭もあって序列が低下。2003/04シーズンはリュシュトゥ・レチベルの加入により居場所を完全に失い、同シーズン中にレアル・ムルシアにフリーで放出されることになった。
410万ユーロ(約5.7億円)という移籍金に見合う活躍をできずにバルセロナでの冒険を終えたボナーノは、ムルシアの後にアラベスへと渡り、2008年に現役から退いている。ちなみに元サガン鳥栖監督のルイス・カレーラスとはムルシア、アラベス時代の同僚。引退後も彼との関係は続き、カレーラス率いるマジョルカではアシスタントコーチ兼GKコーチを務めている。