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明治安田生命J1リーグ第19節、FC東京対柏レイソルが1日に行われ、1-0でホームチームが勝利した。敗れた柏はこれでリーグ戦8試合未勝利に。前半のうちに先制点を奪われたのはこれで直近6試合中5試合に。井原正巳監督率いるチームは同じ過ちを繰り返したと言わざるを得ない。(取材・文:小澤祐作)
柏レイソルが勝てない…
試合終了後、柏レイソルの選手たちはゴール裏のサポーターの前に並び、しばらくその場に留まった。キャプテンの古賀太陽が拡声器を使い、雨が降る中で声を出し続けていたサポーターと言葉を交わしていたのだ。
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「選手たちはサポーターと思っていることが同じだと思うので、そういうところを太陽くんから伝えてもらって、チームもサポーターも1つになって戦おうということを話しました」(細谷真大)
FC東京のホームに乗り込んだ柏は、最終スコア0-1で敗れた。これでリーグ戦は8試合未勝利となり、井原正巳監督体制での初勝利はまたもお預けに。2日にゲームを控える湘南ベルマーレの結果次第では最下位に転落する可能性があり、サポーターの「降格」に対する不安は募るばかりだ。
とにかく前半の内容が最悪だった。ボールを繋げず、奪えず、個人個人の勝負で勝てない。シュート数はFC東京の11本に対し、柏は0本だった。その中で耐えられていればまだマシだったものの、35分に好調のディエゴ・オリヴェイラにゴールネットを揺らされたのも痛恨だった。
1点ビハインドで迎えた後半は選手交代によって流れが変わり、押し込む時間帯が増えている。終盤には実質11人対10人(森重真人が負傷。選手交代枠を使っていたためピッチには立ったが、前線でほぼ走れずの状態)で戦うこともできた。しかし、FC東京の粘り強い守備を前に崩しきれず、最後までゴールネットの揺れる音は聞こえてこなかった。
結局のところ、柏は同じ過ちを繰り返したのだ。