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嫌気がさした? “金満”のアジアを去った世界的名手5人。強行的に欧州復帰を果たしたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ステファン・エル・シャーラウィ


【写真:Getty Images】

生年月日:1992年10月27日
アジアでのプレー期間:19年夏~21年冬

 ステファン・エル・シャーラウィはミランに在籍していた2012/13シーズンにリーグ戦16ゴールを決めて大ブレイク。その後は長らくシーズン2桁ゴールを決めることができなかったが、ローマでプレーしていた2018/19シーズンに11ゴールを決めて復活を印象づけた。

 シーズン終了後にエル・シャーラウィは中国の上海申花への移籍を決断する。年俸2000万ユーロ(約28億円)という巨額な給与を受け取ったイタリア代表FWだが、アジアの地に全く馴染むことができず、リーグ戦では16試合で1ゴールしか決めることができなかった。

 中国でプレーしていた中でもイタリア代表に招集されていたエル・シャーラウィは、20年9月に代表チームに合流すると、そのまま欧州に留まり中国に戻ることはなかった。加入時に契約に盛り込んでいた「一方的に契約解除ができる」条項を行使して上海申花を退団したのだ。そして21年冬に再びローマに加入して現在に至る。

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