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救世主! マンチェスター・ユナイテッド歴代“大成功補強”ベストイレブン。大当たりだったのは?

シリーズ:大成功補強ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ウェイン・ルーニー(元イングランド代表)

マンチェスター・ユナイテッドに在籍したウェイン・ルーニー
【写真:Getty Images】


生年月日:1985年10月24日
在籍期間:2004年夏~2017年夏
移籍金:3700万ユーロ(約51.8億円)
クラブ通算成績:559試合253得点145アシスト

 マンチェスター・ユナイテッド歴代最高のストライカー、ウェイン・ルーニーは絶対に外せない。2004年夏に18歳でやってきたこの男の移籍金は3700万ユーロ(約51.8億円)。当時の市場を考えれば高額だが、デビュー戦となったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節のフェネルバフチェ戦でいきなりハットトリックを達成するなど、加入直後から圧巻のパフォーマンスを披露して歴代最多となる253ゴールを記録した。

 マンUファンでなくても、ルーニーのプレーは今でも脳裏に焼き付いているのではないだろうか。とにかくシュートセンスが抜群で、強烈なミドルシュートや華麗なボレーシュート、さらにオーバーヘッドなど多彩なフィニッシュパターンでゴールを量産した。ストライカーながらチャンスメイクの能力かなり高く、歴代2位となる145ものアシストも記録している。

 また、決して守備を怠ることがなかった。激しすぎるタックルで退場処分となることもあったが、ピンチには自陣ゴール前まで戻って体を張ったディフェンスでボールを奪い、直後には相手ゴールへ向かって走り出すなど、驚異的な体力と走力でチームを牽引した。今後、マンUの象徴として活躍したこの男を超えるストライカーは現れないだろう。

FW:ルート・ファン・ニステルローイ(元オランダ代表)

マンチェスター・ユナイテッドに在籍したルート・ファン・ニステルローイ
【写真:Getty Images】

生年月日:1976年7月1日
在籍期間:2001年夏~2006年夏
移籍金:2850万ユーロ(約40億円)
クラブ通算成績:219試合150得点30アシスト

 
 2001年夏に移籍金2850万ユーロ(約40億円)でやってきたオランダ史上最高のストライカー、ルート・ファン・ニステルローイは在籍した5シーズンで公式戦150ゴールをマーク。ウェイン・ルーニーやクリスティアーノ・ロナウドと並び、マンチェスター・ユナイテッドの歴史に名を刻んだストライカーの1人だ。

 身長189cmを誇るファン・ニステルローイは、ボックス内で圧倒的な強さを発揮した。高さと抜群のポジショニングを活かしたクロスに合わせるダイレクトシュートはもちろん、相手DFに囲まれた中でも巧みになボールをコントロールし、卓越したシュートセンスでゴールをマーク。加入1年目でPFA年間最優秀選手に選出されると、2年目の02/03シーズンにはプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で得点王に輝いている。

 また、02/03と03/04シーズンをまたいだが、当時のプレミアリーグ連続得点記録となるリーグ戦10試合連続ゴールを記録。さらに怪我に苦しんだ04/05シーズンを除き、その他の4シーズンでリーグ戦20得点以上をマークするなど、この男は2006年夏に退団するまでゴールを量産し続けた。

FW:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)

マンチェスター・ユナイテッドに在籍したC・ロナウド
【写真:Getty Images】

生年月日:1985年2月5日
在籍期間:2003年夏~2009年夏、2021年夏~2022年秋
移籍金:1900万ユーロ(約26.6億円)、1700万ユーロ(約23.8億円)
クラブ通算成績:346試合145得点64アシスト

 スポルティングCP在籍時、マンチェスター・ユナイテッドと親善試合で対戦した際にサー・アレックス・ファーガソン監督の目に留まったクリスティアーノ・ロナウドは、2003年夏に移籍金1900万ユーロ(約26,6億円)で加入。デイビッド・ベッカムらが着用した背番号7を継承した同選手はイングランドでその名を世界に轟かせ、世界最高の選手へと駆け上がっていった。

 マンU加入当初のC・ロナウドはストライカーとして活躍する現在とは違い、圧倒的なスピードとテクニックを武器としたドリブラーだった。一度トップスピードに乗れば相手はついていくことが出来ず、タッチライン際に追い込まれても凄まじい速さでまたぐシザースや華麗なジンガで相手を翻弄して難なく突破してみせた。

 そんなC・ロナウドの得点能力はシーズンを重ねるごとに開花した。07/08シーズンにはプレミアリーグで31ゴール、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では8ゴールをマーク。両大会とも得点王&優勝という圧巻の活躍をみせたことで、2008年のバロンドールとFIFA最優秀選手賞を受賞した。

 2021年夏に移籍金1700万ユーロ(約23.8億円)で約12年ぶりに帰還した際にはタイトル獲得へ導くことが出来なかったが、21/22シーズンに当時37歳にしてプレミアリーグ3位となる18ゴールをマークしている。2度マンUに加入しているC・ロナウドの移籍金は年齢を考えればどちらもやや高額だったが、上記したように、ポルトガルの大スターは間違いなく移籍金以上の活躍を披露した。

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