マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
サッカーチームを強くするにあたって“補強”は欠かせない。プレミアリーグを代表する強豪であるマンチェスター・ユナイテッドも毎シーズンのように選手を獲得して強化を図っている。今回は、21世紀以降でマンUが獲得した選手で“大成功”となった例をベストイレブン形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
GK:エドウィン・ファン・デル・サール(元オランダ代表)
生年月日:1970年10月29日
在籍期間:2005年夏~2011年夏
移籍金:400万ユーロ(約5.6億円)
クラブ通算成績:266試合202失点
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マンチェスター・ユナイテッドに在籍した21世紀最高のGKと言えば、エドウィン・ファン・デル・サールを思い浮かべる人が多いだろう。6シーズンに渡りサー・アレックス・ファーガソン監督の下で絶対的守護神として活躍した同選手は、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)など12個ものタイトル獲得をもたらしている。今考えれば、移籍金400万ユーロ(約5.6億円)はかなり破格だった。
ファン・デル・サールのセービング能力はまさに世界最高峰だった。身長199cmの高さに加え長い手足と常人離れした反射神経を持ち、さらにポジショニングが抜群だったこの男はどんなシュートもセーブ。常に冷静で、PKや1対1といったピンチを何度も救い黄金期を支えていた。またキック精度が高く、正確無比なロングフィードは当時のマンUの武器となっていた。
特に圧巻だったのは、プレミアリーグ3連覇を成し遂げた08/09シーズンだ。第13節から14試合連続でゴールを許さず、同リーグ史上最長となる1311分間の連続無失点記録を樹立。最終的には、リーグ戦33試合に出場して22試合でクリーンシートを記録している。現在マンUのゴールを守っているダビド・デ・ヘアも見事なパフォーマンスを披露しているが、当時のファン・デル・サールにはまだまだ及ばないだろう。21世紀だけでなく、歴代最高のGKだったと言っても過言ではない。