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まるで別人? なぜかイタリア代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:マルコ・ディ・ヴァイオ

パルマに所属したマルコ・ディ・ヴァイオ
【写真:Getty Images】

生年月日:1976年7月15日
イタリア代表成績:14試合2得点0アシスト

 セリエA史に残る名ストライカーの一人だろう。ラツィオでプロデビュー後、サレルニターナとパルマで絶対的な存在としてゴールを量産。その活躍が認められ、2002年に強豪ユベントスへ移籍を果たした。同クラブでは加入1年目でセリエA優勝を経験。以降、主にジョーカーとして決定的な仕事をこなしていた。

 イタリア代表デビューはパルマに在籍していた2001年のこと。その後も度々招集され、2003年のアゼルバイジャン代表戦では嬉しい代表初ゴールもマークしていた。しかし、ユベントス退団後に加入したバレンシアで調子を落としたこと、そしてルカ・トーニやアルベルト・ジラルディーノの台頭が重なったことにより、代表での立場を失ってしまうことになった。

 2008年に加入したボローニャではサレルニターナとパルマ時代を想起させるようにゴールを量産。セリエAでは1年目からズラタン・イブラヒモビッチと熾烈な得点王争いを繰り広げ、その後も二桁得点を連発していた。しかし、当時すでに30歳を超えていたこともあり、イタリア代表復帰にはやはり至らず。結局、セリエA通算142得点を記録したFWはアッズーリで14試合出場するに留まっている。

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