3位:鎌田大地
生年月日:1996年8月5日
所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:32試合9得点7アシスト
ヨーロッパリーグ王者(EL)王者の称号を手に臨んだ2022/23シーズン、鎌田大地にとってはすべてが充実していたわけではなかった。それでも、オリバー・グラスナー監督、エバン・エンディカらと共に、最後は笑顔でフランクフルトを去ることができたと言えるのではないだろうか。
鎌田は今季、マリオ・ゲッツェの加入もあり、主戦場をシャドーからボランチへと移した。その中でも持ち味の攻撃センスを失うことはなく、前半戦はハイペースで得点を重ねていた。しかし、カタールワールドカップで期待外れの出来に終わると、年明け以降はチームと共に調子が下降。リーグ戦では1月から4月までの3ヶ月間でノーゴール、アシストもたったの「1」と影を潜めた。
それでも、ポジションをシャドーに戻した終盤戦に復活。第32節のマインツ戦で1ゴール1アシストと活躍すると、第33節のシャルケ戦でもゴール。また、DFBポカール準決勝でも得点を奪っており、チームを決勝へと導いている。こうした活躍を受け、不調だった時期に散々叩いていた現地メディアも手のひら返しで鎌田を称賛。結果で雑音をかき消す鎌田のメンタリティーは恐るべしだ。