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ACミランは暗黒時代に逆戻りの危険性…。トナーリ売却なら一部サポーターとの間に亀裂か

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



ACミランはサンドロ・トナーリ売却してしまうのか

 イタリアメディア『フットボール・イタリア』は現地時間21日、ニューカッスル・ユナイテッドがACミランのMFサンドロ・トナーリの獲得に近づいていると報じた。さらに同メディアはこの売却が成立した場合、ミランには大きな混乱が起こるとしている。


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 同メディアによるとニューカッスルはトナーリに対しておよそ6000万ユーロ(約84億円)のオファーを提示し、今週それはミランによって拒否されたという。しかし、ミランは新たなオファーがおよそ8000万ユーロ(約112億円)に及べば、チームの核であり、かつ生粋のミラニスタでもあるトナーリでさえも売却する可能性があるようだ。

 ミランは今月、サポーターから支持されていたパオロ・マルディーニがテクニカル・ディレクターを退任した。チーム強化のために投資を求めていたマルディーニが退任したことによって、クラブの経済に焦点を当てているオーナーのゲリー・カルディナーレ氏はサポーターの一部から猛烈に批判されているという。経済的な事情を優先してトナーリを売却することになれば、クラブとサポーターの間にはさらなる亀裂が生じるとみられており、サポーターの一部はミランが再び暗黒時代に逆戻りする危険性を懸念している。

 今月、ニューカッスルはインテルのMFニコロ・バレッラの獲得に動いていたようだが、インテルはバレッラの売却に興味がなく、これをすぐに却下したという。同メディアはミラノの因縁のライバルの名前を引き合いに出し、トナーリへのオファーを却下することができないミランが、決断力に欠如していることを強調した。

 クラブ、サポーターにとって重要な存在であるトナーリの移籍はこのまま成立してしまうのか。ミランにとって、クラブの将来を左右する大きな決断となるかもしれない。

【了】

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