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まるで別人? なぜか韓国代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:パク・チュホ


【写真:Getty Images】

生年月日:1987年1月16日
韓国代表成績:40試合1ゴール5アシスト

 大学在学中に来日したパク・チュホは、2008年に水戸ホーリーホックでプロキャリアをスタートさせた。翌年、Jリーグに「アジア枠」の制度が導入されたこともあり、鹿島アントラーズに移籍。同クラブ史上初の韓国人選手となった。しかし、鹿島では新井場徹の控えに回り、わずか1年でジュビロ磐田へと活躍の場を移している。

 2011年夏から所属したバーゼルでは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)にも出場。マンチェスター・ユナイテッドやバイエルンなど強豪との試合で活躍し、2013年夏にマインツに引き抜かれた。トーマス・トゥヘル監督(当時)の信頼を掴み、監督を追うように2015年夏にドルトムントへと移籍するもなかなか出場機会を得られず、2017年冬に蔚山現代に加入。その後、2021年からは水原FCでプレーし、2023年6月に引退を決断している。

 2010年1月に韓国代表デビューを飾ったが、イ・ヨンピョやキム・ジンスといった強力なライバルがいたこともあり、左SBのレギュラーには定着することはできなかった。ワールドカップには2014年、2018年と2大会連続で出場しているが、1試合の途中出場に留まっている。準優勝を果たした2015年のアジアカップでは全6試合に出場したが、本職ではないボランチでの起用だった。また、アジアカップの代表メンバーに選出されたのはこの2015年大会のみである。

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