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サッカー日本代表、SBコンバートの理由
サッカー日本代表は20日、キリンチャレンジカップ2023でペルー代表と対戦する。今回の代表活動では、本来サイドハーフ(ウイング)でプレーすることが多い相馬勇紀と中村敬斗のサイドバック起用がテストされている。果たしてそこにはどのような意図があるのだろうか。
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相馬はエルサルバドル代表戦の後半開始から出場し、菅原由勢に代わって右サイドバックを務めた。1人少ない相手に対してハーフコートゲームのような展開で、73分にはクロスから古橋亨梧のヘディング弾をアシストしている。森保一監督は相馬のサイドバック起用の意図を19日の会見でこう説明している。
「相馬に関してはチームが3バックで、シャドーやウイングバックでプレーしている。サイドの上下動をしながら局面での守備が強く、前回(エルサルバドル代表戦で)アシストしてくれたように、攻撃でも良さを発揮できるというところでは、4バックのウイングだけでなく、サイドバックでも力を発揮してほしい」
さらに、練習では中村敬斗も左サイドバックでプレーしている。指揮官は「まずは攻撃の部分で特長がある選手だと思っていますが、すべての選手たちに1つのポジションでスペシャルな部分を持ちながらも、ポリバレントな、複数ポジションをやってもらえるようにというのはこれまでも要求してきた」と説明する。
さらに、森保監督は「親善試合の2試合だけならば1つのポジションだけでいい」と言いつつ、長期的な視点に立ったテストであることを強調した。
「アジアカップだったり、ワールドカップだったり、7試合、8試合を想定した中で、1つのポジションだけでなく、他のポジションができる選手が多いことで、想定外のことにも対応できると考えている」
エルサルバドル代表戦では相馬がアシストという結果を残したが、ペルー代表戦でもうまくいくとは限らない。ただ、長期的にみると、こういったテストが可能性を広げることになるのかもしれない。
(取材:元川悦子、文:編集部)
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