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伊藤洋輝の左サイドバック問題。サッカー日本代表で求められるタスク「監督も理解してくれている」

text by 編集部 photo by Getty Images

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6月のキリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表メンバーに招集された伊藤洋輝
【写真:Getty Images】



サッカー日本代表の左サイドバック問題

 サッカー日本代表は20日、キリンチャレンジカップ2023でペルー代表と対戦する。所属するシュツットガルトではセンターバックでプレーする伊藤洋輝だが、ペルー代表戦では左サイドバックで起用される可能性がある。試合前日の19日、左サイドバックとしての活躍のイメージをふくらませていた。



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「(三笘)薫くんが1人で打開できる選手なので、後ろでリスク管理、奪われたときに自分がそこで蓋をできるよう、薫くんが思い切り仕掛けられるような準備をしたい」

 プレミアリーグで活躍する三笘の仕掛けは、日本代表にとって大きな武器だ。エルサルバドル代表戦でも開始早々に見せたドリブルが相手のファウルを誘い、そのFKから日本代表が先制している。左サイドバックには三笘の良さを引き立てつつ、リスク管理するという難しいタスクが課されている。

 本職ではない左サイドバックというポジションでプレーすることについては、「昨日監督ともコミュニケーションをとって、監督も自分が一番プレーしやすいのはセンターバックだと理解してくれているし、自分もそう伝えている」と言う。ただ、日本代表というチーム事情を考えると、「オプション」として伊藤を左サイドバックで起用できると戦いの幅が広がることも伊藤本人は理解しているようだ。

 ブンデスリーガで2シーズン、レギュラーとして実績を積み重ねていく中で、「ボールに対してのスピードに自信がついた分、自ら潰しにいけるようになった」と手応えを感じているようだ。ペルー代表戦ではその経験を活かすプレーに期待したいところだ。

(取材:元川悦子、文:編集部)

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【了】

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