ボランチ:遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:49試合2得点
15日に行われたエルサルバドル代表戦では、守田英正がボランチで先発出場した。だが、20日に行われるペルー代表戦では同試合で出番がなかった日本代表の新キャプテン、遠藤航が先発に名を連ねると予想する。
タフな試合展開が予想されるペルー代表戦では、球際で圧倒的な強さをみせる遠藤が必要不可欠だ。抜群のポジショニングと高い危機察知能力を活かしてあらゆる局面に顔を出して前線の選手らをサポートしつつ、中盤で相手の攻撃の芽を摘み取れるこの男がいれば、守備陣にかかる負担はかなり軽減される。さらに、同選手はボールを刈り取ってから瞬時に前線へボールを配球することができるため、攻守で勝敗の鍵を握る存在となるだろう。
CMF:鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:28試合6得点
鎌田大地はエルサルバドル代表戦では出番がなかったが、20日に行われるペルー代表戦ではインサイドハーフの一角を務めると予想する。フランクフルトでインサイドハーフやボランチを務め、今季の公式戦で16得点7アシストをマークした鎌田の実力は日本代表の中でも屈指だ。
アタッキングサードでのプレーを得意とする鎌田は華麗なテクニックで相手をかわし、DF間を通す鋭いパスで決定機を演出する。チームの攻撃を操るだけでなく、ゴール前に走り込むタイミングやシュートセンスが抜群で、自身でゴールを決めることもできる点は同選手の武器だ。3月シリーズではゴールに関与することができがて出来なかったが、ペルー代表戦では勝利に導く活躍を披露できるか。
CMF:旗手怜央(セルティック/スコットランド)
生年月日:1997年11月21日
日本代表通算成績:2試合0得点
旗手怜央は約1年3ヵ月ぶりの出場となったエルサルバドル代表戦で好パフォーマンスを披露。6-0の大勝を収めた日本代表の攻撃を牽引した同選手は、2試合連続でのスタメン出場になると予想する。
同試合でインサイドハーフの一角を務めた旗手は、左サイドで三笘薫や森下龍矢と見事な連係をみせるだけでなく、相手選手間で積極的にパスを受けて攻撃の起点になるなど、多くのチャンスに関与した。ゴールやアシストといった目に見える結果を残すことはできなかったが、代表定着へ猛アピールに成功したといえるだろう。同試合の勢いそのままに、ペルー代表戦でも攻撃を活性化させる活躍を見せられるか。
右MF:伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:44試合9得点
エルサルバドル代表戦に先発出場した久保建英は1ゴール2アシストの圧巻のパフォーマンスを披露。6-0の大勝に大きく貢献したが、20日に行われるペルー代表戦では日本代表を攻撃の核として牽引してきたスピードスター、伊東純也の先発出場を予想する。
3月に行われたウルグアイ代表戦では、途中出場から同点弾をアシスト。フル出場したコロンビア代表戦は敗戦こそしたものの、右サイドで攻撃の起点となって幾度もチャンスに関与した。日本代表では13試合ゴールを決められていないが、ペルー代表戦では勝利に導くゴールを決められるか。
左MF:三笘薫(ブライトン/イングランド)
生年月日:1997年5月20日
日本代表通算成績:16試合6得点
左サイドハーフはエルサルバドル代表戦に続き、三笘薫が先発に名を連ねると予想する。同試合に途中出場し、代表初ゴールを決めた中村敬斗はペルー代表戦もベンチスタートになるのではないだろうか。
エルサルバドル代表戦では、得意の緩急を活かした切れ味鋭いドリブルや森下龍矢との連係で左サイドを崩してチャンスを演出し、44分には鋭いカットインからのミドルシュートを放つなど、45分間で3得点に関与する見事なパフォーマンスを披露した。同試合ではゴールを決めることができなかったが、今や日本代表の最大の武器ともいえるこの男には、ペルー代表戦で勝利に導くゴールを期待したい。