右SB:菅原由勢(AZ/オランダ)
生年月日:2000年6月28日
日本代表通算成績:4試合0得点
今回の招集された日本代表メンバーの中で右サイドバックを主戦場とするのは菅原由勢のみ。15日に行われたエルサルバドル代表戦では後半頭から相馬勇紀が右SBを務めたが、同代表よりも強敵であるペルー代表戦では、菅原が新体制発足後4試合連続でスタメン出場するだろう。
エルサルバドル代表戦は前半のみのプレーに終わったが、右サイドで久保建英や堂安律と見事な連係を披露。積極的な攻撃参加からのクロスの配球や逆サイドの三笘薫へロングパスを出すなど、攻撃面で非凡な才能を発揮した。同試合は開始早々に相手10人なったこともあり守備に回る時間は少なかったが、ペルー代表戦では攻撃面だけでなく体を張った守備で相手の攻撃を封じる活躍にも期待がかかる。
CB:板倉滉(ボルシアMG /ドイツ)
生年月日:1997年1月27日
日本代表通算成績:19試合1得点
ほぼハーフコートゲームだったエルサルバドル代表戦とは違い、ペルー代表戦はタフなゲーム展開が予想される。日本代表が6月シリーズで連勝を飾るためには、守備の要となっている板倉滉が欠かせないだろう。
粘り強い対人守備と体を張ったシュートブロック、さらに高い危機察知能力を活かしたカバーリング能力を兼ね備える板倉の守備力は日本代表でも随一。またビルドアップを支える正確なキックも持ち味で、エルサルバドル代表戦では積極的なミドルシュートで相手ゴールを脅かした。同試合に続き、ペルー代表戦も安定したパフォーマンスで無失点に抑える活躍を見せてほしい。
CB:谷口彰悟(アル・ラーヤンSC /カタール)
生年月日:1991年7月15日
日本代表通算成績:17試合1得点
FIFAランキングで日本代表の1つ下に位置するペルー代表相手には、FIFAワールドカップカタール2022に出場した2人をぶつけると予想する。そのため、ペルー代表戦でも板倉滉とコンビを組むのは、谷口彰悟になるのではないだろうか。
15日に行われたエルサルバドル代表戦ではほとんど攻め込まれる場面がなかったが、終始安定したパフォーマンスで相手に決定機を作らせなかった。特に空中戦で強さを発揮し、同試合最初のチャンスで代表初ゴールとなるヘディングシュートを決めてみせた。ペルー代表戦では対人守備でも強さを発揮し、対峙する相手FWを完封する活躍を期待したい。
左SB:伊藤洋輝( シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1999年5月12日
日本代表通算成績:9試合0得点
15日に行われたエルサルバドル代表戦では、初招集の森下龍矢がフル出場。同選手は攻撃面で積極果敢なオーバーラップからチャンスを演出していたが、守備ではフィジカル面でやや苦戦する場面が見られたため、ペルー代表戦では伊藤洋輝が先発に名を連ねると予想する。
伊藤の主戦場はCBだが、3月に行われたウルグアイ代表戦のように森保一監督は度々左サイドバックで起用している。伊藤の左足から振り出されるキックは絶品で、後方からのロングフィードでチャンスを演出する。身長186cmで高さと強靭なフィジカル、さらにスピードを兼ね備えている同選手は対人守備でも強さをみせ、攻守両面で存在感を発揮できるか。