久保建英は外せない! 使うポジションは?
GKは久々の代表復帰となった中村航輔をみたいところ。このポジションは絶対的な存在がいないだけに、ここで活躍できれば一気に序列が上がる可能性はあるだろう。
センターバックはエルサルバドル代表戦でもしっかりと安定感を披露した板倉滉と谷口彰悟のコンビで問題ない。右サイドバックは同試合で45分間の出場ながら輝きを放った菅原由勢。この男の攻撃性能の高さはペルー代表のゴールを破る上で欠かせないだろう。
攻撃的な菅原を右に置いたため、左SBはバランスを取る意味でも伊藤洋輝だ。コスタリカ代表戦以降、このポジション、とくに攻撃面で批判を浴びることも多いが、ペルー代表戦ではその雑音をかき消してほしいところ。左SBの層を考えれば、伊藤のパフォーマンスは今後に向けても重要となる。
エルサルバドル代表戦で1ゴール2アシストと大活躍し、調子の良さを存分にアピールした久保建英は再び先発で使うべきだろう。若きレフティーの技術やアイデア、IQといった能力は、ペルー代表のような強固な守備を誇るチームに有効だ。実際に今季の久保は、ラ・リーガの格下クラブの引いた守備を何度も個の力で打開してきた。
その久保が、同じく攻撃時のアイデアに定評のある鎌田大地や、個での突破力に長ける伊東純也や三笘薫、さらに古橋亨梧とどのような連係を発揮するのかはかなり興味深いポイント。エルサルバドル代表戦で出色のパフォーマンスを発揮した旗手怜央らも外し難いが、“久保中心のチーム作り”を進めるのは悪くない選択だろう。
そんな攻撃的な選手を中盤底で支えるのは、守備力に優れる遠藤航が適役だろう。よって中盤から前線にかけての並びは、アンカーに遠藤、インサイドハーフに久保と鎌田、ウィングに伊東純也と三笘薫、CFに古橋が理想的だ。