3位:ポルトガル代表
【写真:Getty Images】
監督:ロベルト・マルティネス
FIFAランキング:9位
総市場価値:9705万ユーロ(約1358.7億円)
最高額選手:ラファエル・レオン
近年、国際大会での存在感が際立つポルトガル代表が、市場価値ランキングで3位にランクインした。
2014年9月にポルトガル代表に就任したフェルナンド・サントス監督のもとで、同国代表はユーロ2016(欧州選手権)を制覇。チームとして守備的に戦い、攻撃はクリスティアーノ・ロナウドに最後ゴールを決めてもらうカウンター主体のサッカーで結果を残してきた。しかし、カタールワールドカップではモロッコ代表に高速カウンターを食らってベスト8で敗退。サントス監督も大会終了後に退任した。
後任には長くベルギー代表監督を務めていたロベルト・マルティネスを招聘した。同監督のもとで好スタートを切った現在のポルトガル代表で、最高額の市場価値を叩き出したのがラファエル・レオン(ミラン)である。昨季のセリエA制覇や今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4など、イタリアの強豪復活を印象付けるパフォーマンスを披露。最新の市場価値は自己最高額の9000万ユーロ(約126億円)と成長を続けている。
かつて1億2000万ユーロ(約168億円)の価値があったクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)は、38歳という年齢の影響もあって1500万ユーロ(約21億円)までダウン。それでもポルトガル代表が3位という順位にいるのはレオンをはじめ、ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ)やベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)、ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)ら彼に代わるワールドクラスの選手が生まれてきた影響が大きく、ゴンサロ・ラモス(ベンフィカ)やアントニオ・シウバ(ベンフィカ)ら若手のポテンシャルを考えれば、さらに順位が上がる可能性もある。