6位:スペイン代表
【写真:Getty Images】
監督:ルイス・デ・ラ・フエンテ
FIFAランキング:10位
総市場価値:6560万ユーロ(約918.4億円)
最高額選手:ガビ
2000年代後半から2010年代前半にかけて、圧倒的な強さを誇ったスペイン代表が6位にランクインした。
2018年8月に代表監督に就任したルイス・エンリケのもとで、スペイン代表は伝統のボール保持以外にも短いパス交換でゴールに迫るショートカウンターや、それを誘発するハイプレスなどモダンなスタイルに挑戦。それが功を奏してユーロ2020(欧州選手権)ではベスト4に進出。しかし、2022年のカタールワールドカップではグループステージで日本代表に敗れるなど精彩を欠き、ベスト16でモロッコ代表に敗れた。
この敗退を受けてU-21代表監督を率いていたルイス・デ・ラ・フエンテがA代表の監督に昇格。そんな新たな船出を迎えたスペイン代表で、最高額の市場価値を叩き出しているのが18歳のガビ(バルセロナ)だ。9000万ユーロ(約126億円)という10代の選手では2番目に高額な金額を記録している。
だが、ベストメンバーのスペイン代表であれば、1億ユーロ(約140億円)の価値があるペドリ(バルセロナ)が最高額の選手となる。しかし、同選手は怪我のために6月の代表戦は招集が見送られており、同じくバルセロナのアレハンドロ・バルデ(5000万ユーロ/約70億円)も同様の理由で選外となっている。彼ら2人の不在だけで1億5000万ユーロ(約210億円)マイナスとなっており、これがトップ5入りできなかった最大の要因となっている。