8位：イタリア代表

監督：ロベルト・マンチーニ
FIFAランキング：8位
総市場価値：5705万ユーロ（約798.7億円）
最高額選手：ニコロ・バレッラ

　イタリア代表が9位を僅かに上回って8位にランクインした。

　2018年のロシアワールドカップ出場権を逃したイタリア代表は、2021年に行われたユーロ2020（欧州選手権）で復活の優勝を飾った。しかし、カタールワールドカップ予選でも苦戦し、グループ2位でプレーオフに回ると、北マケドニア代表にまさかの敗戦。2大会連続でワールドカップ出場を逃すという屈辱を味わった。

　ロベルト・マンチーニ監督のもとで世代交代を図るイタリア代表で、最も市場価値が高いのがインテルのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝進出に大きく貢献したニコロ・バレッラだ。6月15日に更新された市場価値で自己最高額の7500万ユーロ（約105億円）に到達した。

　先述した通り、イタリア代表は世代交代の最中であり、主将のレオナルド・ボヌッチは6月の代表ウィーク限りでの代表引退を示唆している。ボヌッチをはじめとするベテラン勢に代わる若手選手も育ってきており、今回は発熱や怪我の影響で選外となったアレッサンドロ・バストーニ（インテル）やジョルジョ・スカルヴィーニ（アタランタ）、ニコロ・ファジョーリ（ユベントス）らの市場価値は急騰中だ。彼らが順当に育てば、さらに代表チームの価値は高まることだろう。