右SB:明本考浩
生年月日:1998年1月31日
2023リーグ戦成績:16試合2得点0アシスト
直近の代表招集:なし
リーグ最少の12失点という堅守が武器の浦和レッズで、明本考浩はサイドバックの主力として輝きを放っている。縦への推進力をチームにもたらす馬力は魅力で、今季挙げた2得点はともにクロスに飛び込む形だった。
今季は京都サンガから復帰した荻原拓也に加え、大畑歩夢もいる中で、明本が左サイドバックのファーストチョイスになっている。豊富な運動量を武器とするレフティーで、サイドの2列目やFWとしてもプレーできるが、今季は左サイドバックが主戦場に。酒井宏樹が離脱していた時期は、右サイドバックとしてもプレーしている。
今回は便宜上右サイドバックとしたが、日本代表では左サイドバックとして見てみたい存在だ。大学時代は中盤でプレーしたこともあり、今の日本代表に求められるタスクも十分にこなすことができるだろう。
左SB:永戸勝也
生年月日:1995年1月15日
2023リーグ戦成績:16試合1得点1アシスト
直近の代表招集:なし
永戸勝也は、攻撃的なサッカーを展開する横浜F・マリノスにおいて攻守に重要な役割を担っている。今季は出場停止だった1試合を除いてリーグ戦全試合に出場しており、連覇を狙うマリノスに欠かせない存在となっている。
左サイドバックの永戸は変幻自在な位置取りで攻撃にアクセントを加えている。左ウイングのエウベルとの関係性が抜群に良く、内外を使い分けて積極果敢にアタッキングサードに走りこんでいく。意表を突くアーリークロス、鋭く曲がるクロスなど、精度の高い左足のキックは球種も豊富。5月20日のガンバ大阪戦ではCKからアンデルソン・ロペスのゴールをアシストし、FKでは無回転気味のキックでゴールネットを直接揺らしている。
日本代表の左サイドバックは本命不在の状態で、現状では所属クラブでセンターバックを本職とする伊藤洋輝や、ウイングバックでプレーする森下龍矢らが起用されている。若い選手をテストしたいという考えも推察できるが、1度は日本代表で見てみたい存在だ。