ボランチ:遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:49試合2得点
アンカーは、世界トップレベルのデュエルの強さを誇り、今季のブンデスリーガのデュエル勝利数ランキングで4位となった遠藤航だ。森保一監督にキャプテンに任命された同選手がピッチ中央に君臨する。
圧倒的な対人守備能力はもちろんだが、遠藤は抜群のポジショニングと高い危機察知能力を活かしたカバーリング能力も魅力だ。あらゆる局面に顔を出してサポートしつつ、相手からボールを刈り取ってピンチを防ぐ。また、今季ブンデスリーガで5得点5アシストを記録した同選手は攻撃意識も高く、機を見て前線に上がってゴールに関与する。攻守でチームに欠かすことのできない存在だ。
CMF:堂安律(フライブルク/ドイツ)
生年月日:1998年6月16日
日本代表通算成績:35試合5得点
日本代表の新10番、堂安律の主戦場は右サイドハーフだが、フライブルクでトップ下や2シャドーの一角も務めた同選手がインサイドハーフに入ると予想する。
堂安はパス、ドリブル、シュートと何でもできるが、最大の武器はFIFAワールドカップカタール2022のスペイン代表戦で見せたようなカットインからの強烈なミドルシュートだ。また、172cmと小柄だがどんな屈強な相手にも当たり負けしない強靭なフィジカルを持ち、素早い攻守の切り替えで献身的な守備も見せる。3月シリーズでは2試合に出場するもまさかのシュート「0」。不甲斐ない結果に終わってしまったが、エルサルバドル代表戦では自身の武器を存分に発揮し、勝利に導くゴールを期待したい。
CMF:旗手怜央(セルティック/スコットランド)
生年月日:1997年11月21日
日本代表通算成績:1試合0得点
インサイドハーフで堂安律の横に並ぶのは、旗手怜央になるのではないだろうか。今回初招集された川村拓夢は体調不良により途中離脱。その他、鎌田大地と川辺駿も招集されているが、今季セルティックの国内3冠に貢献した旗手が先発に名を連ねると予想する。
セルティックでインサイドハーフを務める旗手は、卓越したテクニックでプレスを華麗にかわし、相手の虚をつく鋭いパスで決定機を演出する。またゴールを狙う意識が高く、時折見せる強烈なミドルシュートも武器だ。9ヵ月ぶりとなる代表戦でどんなプレーを見せるのか楽しみだ。
右MF:久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
生年月日:2001年6月4日
日本代表通算成績:23試合1得点
右サイドは久保建英、伊東純也、さらにカーザ・ピアで右WGを務める相馬勇紀と錚々たるメンバーが名を連ねる。これまで森保ジャパンの攻撃の核となっていたのは伊東だが、15日に行われるエルサルバドル代表戦では、今季レアル・ソシエダでキャリアハイとなるリーグ戦9得点7アシストをマークした久保が先発すると予想する。
日本NO.1とも言える技術の高さを誇る久保は、スピードとテクニックを活かした華麗なドリブルで相手を翻弄し、相手の弱点を突く鋭いスルーパスや正確なクロスでチャンスを演出する。それだけでなく、中盤の選手にボールを預けて斜めに走り込むなど、攻撃にアクセントを加えることができる選手だ。3月に行われたキリンチャレンジカップ2023では、チーム合流時の新型コロナウイルス検査で陰性が確認できなかったこともあり、ウルグアイ代表戦を欠場。コロンビア代表戦では31分間のプレーに終わってしまったが、今回は日本中のファンを魅了するプレーを期待したい。
左MF:三笘薫(ブライトン/イングランド)
生年月日:1997年5月20日
日本代表通算成績:15試合6得点
左サイドハーフは、今季ブライトンでセンセーショナルな活躍を見せて欧州中にその名を轟かせた三笘薫だろう。LASKで公式戦17得点8アシストという圧巻の活躍をみせた中村敬斗やポルトガルのカーザ・ピアで活躍した相馬勇紀も選出されているが、現状では間違いなく三笘が1番手だ。
三笘の緩急と華麗なテクニックを活かした切れ味鋭いドリブルは、プレミアリーグでプレーする名だたるDFでも止めることは容易ではない。さらに、ドリブルでの突破だけでなく、決定機を演出する右足アウトサイドでのラストパスやカットインからのシュートも見事。3月に行われたコロンビア代表戦に続き、エルサルバドル代表戦では2試合連続ゴールを狙う。