4位:リカルド・ロドリゲス
生年月日:1974年4月3日
監督在任期間:2017~2020(徳島)、2021年~2022年(浦和)
J1通算成績:72試合28勝24分20敗(勝率:38.9%)
リカルド・ロドリゲス監督は、Jリーグの歴代スペイン人監督の中では最も多い公式戦通算284試合を指揮している。スペインのジローナやマラガで指導経験を積んだロドリゲス監督は、2013年から2016年にかけてタイのリーグで3つのクラブを渡り歩いた珍しい経歴を持っている。その後、2017年に日本やってくると、昨年まで6シーズンに渡ってJリーグで監督を務め、徳島ヴォルティスと浦和レッズそれぞれでタイトルを獲得している。
J2の徳島では、就任初年度から攻守のバランスに優れたチームを作り、リーグ2番目に多い71得点と5番目に少ない45失点という数字を残した。2年目は11位に後退したものの、3年目にはJ1参入プレーオフ決定戦まで駒を進めた。そして4年目の2020年、アビスパ福岡との激しい優勝争いの末、最後は得失点差で上回り、J2を制覇した。
翌シーズンからは浦和の監督としてJ1の舞台で戦い、1年目は38試合で18勝を挙げ6位と善戦するも、2年目は34試合で10勝。最終順位は半分より上の9位だったものの、勝率は約29%と3割を下回った。だだ、カップ戦では強さを発揮し、YBCルヴァンカップでは2季連続ベスト4、2021年に天皇杯で優勝、そして昨季はAFCチャンピオンズリーグではチームを決勝まで導いた。昨シーズン終了後に志半ばで退任となり、決勝を指揮することはできなかったが、浦和のアジア制覇に大きく貢献している。