3位:イラン代表
【写真:Getty Images】
監督:アミール・ガレノイー
FIFAランキング:24位
総市場価値:5760万ユーロ(約80.6億円)
最高額選手:メフディ・タレミ
3大会連続でワールドカップ出場を果たしたイラン代表が3位にランクインした。2018年大会はスペイン、ポルトガル、モロッコという死の組に入ってグループステージ敗退。2022年大会も初戦にイングランドに2-6で大敗を喫したことが大きく響いてグループステージ敗退を喫した。
同大会はカルロス・ケイロスが指揮を執っていたが、決勝トーナメントに進出できなかったことで退任。イラン代表は長らく外国人が監督を務めていたが、2009年のアリ・ダエイ以来のイラン人となるアミール・ガレノイーが新監督に就任した。同監督は2006年から2007年までイラン代表監督を務めており、18年ぶりの再任となった。
イラン代表はアジアカップなどの国際大会でタイトルこそ獲得できていないが、その強さはアジア屈指だ。かつてバイエルン・ミュンヘンでも活躍した伝説的なストライカー、アリ・ダエイの存在もあってか優れたストライカーが育つ傾向にある。
現在のイラン代表で市場価値が高い1位、2位はいずれもストライカーだ。最も市場価値が高いメフディ・タレミ(ポルト)は今季ポルトガルリーグで22ゴールを決めて、自身2度目となる得点王のタイトルを獲得。2番目に高いサルダル・アズムン(レバークーゼン)も、ゼニト・サンクトペテルブルク時代の2019/20シーズンに得点王に輝いた経験がある。
欧州主要リーグで得点王に輝いた選手が2人もいるのはアジアでイランだけだろう。タレミは2000万ユーロ(約28億円)、アズムンは1200万ユーロ(約16.8億円)と、2人の市場価値だけで、イラン代表の総額5760万ユーロ(約80.6億円)の半分を超える。他のポジションの選手も育ってくれば、さらに強いチームへと成長するだろう。