8位:古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
生年月日:1995年1月20日
市場価値:900万ユーロ(約12.6億円)
22/23リーグ戦成績:36試合27得点3アシスト
日本代表通算成績:16試合3得点2アシスト
古橋亨梧はセルティック加入2年目の今季も素晴らしい成績を残した。プレーオフを含めるとリーグ戦のゴールは27に上り、公式戦全体では50試合34得点という驚異的な成績をマーク。リーグ得点王、さらにはスコティッシュ・プロフェッショナル・フットボール・リーグ(SPFL)とプロフェッショナル・フットボーラーズ協会(PFA)の年間最優秀選手賞を受賞と、個人タイトルも総ナメとした。
その得点力の高さが示す通り、「攻撃」は日本代表で最高値となった。その一因はフィニッシュパターンのバリエーションにあり、裏に抜ける技術やスピード、クロスに反応してゴール前に潜り込むタイミングの良さなどは圧巻。そういった能力の高さは「フィジカル」や「IQ」にも反映されている。
フィニッシャーとしての能力は申し分なく、セルティックで2年間師事したアンジェ・ポステコグルー監督は古橋の特徴を最大限に活かしていた。一方、試合展開や出し手との相性次第で試合に消えてしまうこともある。日本代表ではまだ本領発揮に至っていないのは、要求されるタスクの種類が一因なのかもしれない。