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マンCは“お金だけ”で勝ってきた? ヴェンゲル氏の考えは「そんな風に思ってはいない」

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



名将ヴェンゲルがマンCを語る

 元アーセナル指揮官のアーセン・ヴェンゲル氏は、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが世界トップレベルに達したのは莫大な資金力だけが理由ではないと考えているようだ。カタールのスポーツ専門局『ビーイン・スポーツ』内でのコメントを、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。



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 マンCは現地時間10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝でインテルに1-0と勝利。悲願のビッグイヤーを手にするとともに、イングランド勢として史上2度目となる3冠を達成し、名実ともに世界最強のクラブとなった。

 そのマンCは2008年にUAEの投資会社『アブダビ・ユナイテッド・グループ』に買収されて以降、凄まじい勢いでクラブを巨大化していった。もちろん“お金の力”がなければあり得なかった話だが、ヴェンゲル氏はそれだけがマンCを強くしたわけではないとコメントしている。

「マンCのいいところは、莫大な資金力をもちながら、それを知的、合理的かつ一貫した方法で使っていることだ。彼ら(オーナー)は2008年にマンCを買収したが、焦りはしなかった」

「(マンCは)トップレベルで勝つために必要なメンタリティをもっていない選手を徐々に排除してきた。サッカーの質ではなく、メンタルの質について話しているんだ」

 またヴェンゲル氏は、2016年にマンC指揮官に就任して以降、12億ポンド(約1680億円)を費やして選手を獲得してきたことが、グアルディオラ監督が世界最高の監督と呼ばれる理由では、という問いを真っ向から否定している。

「そんな風には考えていないよ。グアルディオラはトップクラスの監督であり、そのレベルで生き残ってきたのは彼がクオリティーをもっているからだ。トップクラスのコーチがいないトップクラスの選手たちは、うまくいかないものだ」

【了】

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