4位:ジョルジニオ・リュテール(リーズ)
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年4月20日
移籍金:2800万ユーロ(約39.2億円)
今季リーグ成績:11試合0得点1アシスト
今季プレミアリーグで19位に終わり、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)へと降格したリーズには、冬の移籍市場の時点で余裕はなかったはずだ。しかし、クラブは即戦力とは言い難い2002年生まれの俊英FWジョルジニオ・リュテールをクラブ史上最高額で獲得することを推し進めた。
しかし、リュテール加入時の監督だったジェシー・マーシュは彼を一度もスタメン起用しないまま解任され、後任のハビ・グラシアも一度しか先発起用をしなかった。これが彼の代わりに優れたFWがいれば別だが、パトリック・バンフォードも不調で、チーム得点王のロドリゴも怪我明けの影響で調子を落としていた。
リーズ史上最高額の男は第32節から第37節までベンチを温め続けた一方で、その間にU-21チームのリーグ戦プレーオフに出場。昨季ブンデスリーガで8ゴールを決めた実力を発揮し、決勝戦では勝利に貢献するゴールを決めた。しかし、彼に求めていたのはセカンドチームでの活躍ではない。ましてや降格危機にあったクラブが史上最高額で獲得した選手だ。これでは失敗と言われて当然だろう。