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浦和レッズはどう変わる? 2トップ、3バック…。ACL後の試行錯誤と後半戦の起用法【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 AFCチャンピオンズリーグを制した浦和レッズは、明治安田生命J1リーグの前半戦を4位で終えた。後半戦に向けてマチェイ・スコルジャ監督は、どのようにチームを強化していくのか。前半戦の戦いや序列を整理しつつ、後半戦のポイントを探る。(取材・文:河治良幸)


前半戦を4位で終えた浦和レッズ

京都サンガF.C.戦で戦況を見つめる浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督
【写真:Getty Images】

 シーズン前半戦の折り返しとなる第17節を終えて、浦和レッズは勝ち点29の4位。1試合少ないが、3位の神戸が同じ試合数で勝ち点33、2位の名古屋が35なので、第12節の未消化分である6月28日の湘南戦に、仮に勝利したとして計算しても4位は変わらない。

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 就任1年目のマチェイ・スコルジャ監督が、ACLファイナルを最初の目標にして取り組んできたチーム作りから、ファイナル後にいよいよリーグ優勝に向けて、もう一度ネジを巻き直しているような段階だが、アレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンのセンターバックコンビを中心とした守備がここまで最小失点と安定する一方で、攻撃面は前半から相手を畳みかけていくことができず、後半、もっと言えば終盤のギアチェンジ頼みになっている傾向は否めない。

 もともとスコルジャ監督はACLファイナルが終わった段階で、戦術プランやシステム、選手の起用法に関して新たなトライをしていきたいと語っていた。特にACLはこのファイナルまで「3+1」という外国人枠の縛りがあったので、スコルジャ監督はショルツとホイブラーテンの2人で2枠が埋まることを前提に、二列目や前線の構成を考えており、関根貴大、大久保智明、小泉佳穂の3人を2列目で固定的にスタメン起用していたのも、そうした事情と合致している。

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