DF：ルーカス・バスケス
【写真：Getty Images】
生年月日：1991年7月1日
今季リーグ成績：23試合4得点2アシスト
ルーカス・バスケスはレアル・マドリードで重要な戦力だが、もっと活躍を期待したい選手の一人だ。いまや右サイドバックの選手だが、もともとはFWとして世に出た選手である。
レアル・マドリードの下部組織で育ち、エスパニョールへのレンタルを経てトップチームに定着したバスケス。当時は万能型のアタッカーで攻撃で違いを生み出す選手だった。
ただ、その器用さゆえに様々なポジションで起用されるようになり、現在はダニエル・カルバハルの控え右サイドバックという扱い。完全なレギュラーになれればいいのだが、守備のタスクをしっかりこなしていても、攻撃面がイマイチだった。特に守備を固める相手に対して何もできないことが多かったことは気がかりだ。
ポジションがどこであっても控えであっても文句を言わないバスケスは、レアル・マドリードのようなスター軍団において重要な意味を持つ。だが、器用貧乏になっている印象は拭えない。カルバハルのプレーも不安定なだけに、もう少しインパクトが欲しかった。
