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まるで別人? なぜかフランス代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:シルヴァン・ディスタン

エバートン在籍時のシルヴァン・ディスタン
【写真:Getty Images】


生年月日:1977年12月16日
フランス代表成績:なし

 約15年間プレミアリーグで活躍したシルヴァン・ディスタンだが、キャリアを通じてフランス代表とは全く縁がなかった。育成の名門パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、23歳の年に活躍の場をイングランドへと移した。02年夏から5年間プレーしたマンチェスター・シティと07年夏から2年間プレーしたポーツマスでは主将も務めた。

 ディスタンの長いキャリアの中で最も多くの時間を過ごしたクラブがエバートンだ。マンチェスター・シティへと移籍したジュリオン・レスコットの後釜として09年夏に加入するとすぐにレギュラーに定着。デイビッド・モイーズ、ロベルト・マルティネス両監督の下でフィル・ジャギエルカと共に堅守を築いた。

 ボーンマスでプレーした2015/16シーズン限りで現役を引退。プレミアリーグ通算469試合出場はフランス人史上最多の出場試合数であり、英国系ではない外国籍のフィールドプレイヤーという枠組みでも歴代1位の記録である。しかし、フランス代表には招集されず。プレミアリーグでこれだけの試合に出場したのにも関わらず、1度もレ・ブルー(フランス代表の愛称)のユニフォームを着ないままキャリアを終えたのだった。

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