RWB:ベルナルド・シウバ(ポルトガル代表/背番号20)
生年月日:1994年8月10日
22/23欧州CL成績:12試合3得点1アシスト
右サイドに入るのは卓越したテクニックを持つ小さな魔術師、ベルナルド・シウバを予想する。同選手は相手DFを翻弄する華麗なドリブルや決定機を演出する鋭いパス、さらに抜群のシュートセンスと、ボールを持てばあらゆる局面で違いを作り出せる。華麗な連係で相手ゴールに迫るマンチェスター・シティにとって欠かせない存在だ。
特にゴール前でのポジショニングが抜群。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、バイエルン・ミュンヘンとの1stレグではアーリング・ハーランドのクロスにドフリーで合わせてゴールを決め、さらに準決勝のレアル・マドリードとの2ndレグではペナルティーエリア右でフリーでパスを受けて先制点を奪うと、イルカイ・ギュンドアンが放ったシュートのこぼれ球を押し込む2ゴールの活躍で決勝進出に導いた。決勝戦でも、この男が攻撃の鍵を握る。
LWB:ジャック・グリーリッシュ(イングランド代表/背番号10)
生年月日:1995年9月10日
22/23欧州CL成績:12試合0得点1アシスト
ジャック・グリーリッシュは2021年夏に1億1750万ユーロ(約164.5億円)もの巨額の移籍金で加入するも、リーグ戦26試合で3ゴール3アシストに終わるなど周囲の期待を大きく裏切った。しかし、今季のパフォーマンスは昨季から大幅に改善されたと言えるだろう。
今季はリーグ戦26試合で5得点7アシスト、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では12試合0得点1アシストとなかなか結果を出せていないが、オン・ザ・ボールのクオリティーは極めて高く、効果的なクロスや敵陣を切り裂くドリブルで攻撃にアクセントを加えることはもちろん、激しいプレッシャーの中でもほぼボールを失わずにポゼッションを継続させる。10番を背負うこの男は、CL優勝という大舞台でどんな活躍を見せるか。