RWB:デンゼル・ドゥムフリース(オランダ代表/背番号2)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年4月18日
22/23欧州CL成績:11試合1得点0アシスト
オランダ代表として昨年のカタールワールドカップにも出場した右ウィングバックのファーストチョイスだ。守備の精度はまだまだ向上の余地があるものの、身長188cm・体重80kgの恵まれた体格と非凡なスピードを生かした縦への推進力は迫力満点で、敵陣ボックス内でのプレーにも積極的に絡むなど、攻撃力は光るものがある。今季はセリエAだけで7つのゴールをアシストした。
決勝の地であるトルコ・イスタンブールのホテルにチームバスが到着し、降りようとした際、景色に見惚れ足元を見ていなかったオランダ人DFは転倒。その瞬間を見ていたファンから「ペナルティ!」と野次られ笑顔を見せるなど、大一番のマンチェスター・シティ戦を前にリラックスできているようだ。ただ、『フットボールイタリア』は「良い兆候ではない」とも…。果たして。
LWB:フェデリコ・ディマルコ(イタリア代表/背番号32)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年11月10日
22/23欧州CL成績:10試合0得点5アシスト
インテルの下部組織出身で、2015年にトップチーム昇格を果たしたが、そこに居場所はなくレンタルで武者修行に出ている。2017年にFCシオンに完全移籍し、その翌年にインテルへ戻ったが、やはりトップチーム定着は難しく、その後もレンタル移籍を繰り返した。それでも、昨季復帰するとシモーネ・インザーギ監督の信頼を掴み、苦労の末に今ではインテルに欠かせないピースとなった。
幼少期からインテリスタだったことでも知られるイタリア代表DFの強みは、攻撃性能の高さだ。高質な左足のキックと神出鬼没な動きで相手DFの対応を難しくさせ、その証拠に今季セリエAでは4得点5アシスト、そしてチャンピオンズリーグ(CL)では10試合で5アシストとDFらしからぬ数字を残している。CL決勝という大舞台でも、その強みを遺憾なく発揮してほしいところだ。