DF:フィルジル・ファン・ダイク
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月8日
今季リーグ成績:32試合3得点1アシスト
“フィルジル・ファン・ダイクがいれば失点を防げる“という時代は終わってしまった。2020/21シーズンに負った右膝の前十字靭帯断裂や今年7月に32歳を迎える年齢の影響などからか、パフォーマンスレベルは明らかに下がっている。
2-2のドローとなった第30節アーセナル戦では2失点ともに関与。4-3の打ち合いとなった第34節トッテナム戦では、イバン・ペリシッチに重心の逆を突かれてあっさりと転倒し、フリーの状況でクロスを上げられて失点を喫した。
ファン・ダイクの全盛期であれば個人の能力でハイラインの裏のスペースを封じることができていたが、現在は当時と比べると衰えが見える。実際に全盛期と現在のデータを比較してみると、その差は明らかだ。一度もドリブル突破をされなかった2018/19シーズンに対して、今季はドリブル突破を11回されている。30試合以上に出場したCBでは6番目に少ないものと上位のスタッツではあるのだが、リバプールの守り方的には失点が増えてしまう。今季も守護神アリソンに何度も救われる場面が多かった。