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成功? 失敗? 欧州1年目の日本人選手パフォーマンス査定。Jリーグから欧州に挑んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:相馬勇紀(そうま・ゆうき)

2022/23シーズンよりカーザ・ピアに所属する相馬勇紀
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年2月25日
所属クラブ:カーザ・ピア(ポルトガル)
22/23リーグ戦成績:18試合2得点1アシスト
シーズン評価:B

 東京五輪(東京オリンピック)、カタールワールドカップと、相馬勇紀は森保一監督の元で2つの大舞台に出場し、世界を経験した。それが刺激になったか、カタールW杯後に初の海外移籍を決断。今季が1部昇格1年目だったポルトガルのカーザ・ピアが新天地となった。

 相馬はデビュー2試合目で1得点1アシストをマークとこれ以上ないスタートを切った。その後はゴールとアシストともに伸びなかったが、自慢の走力と運動量を武器に、主に右サイドのレギュラーとして奮闘。1試合あたりのキーパス数(1.1本)でチームトップに立ち、平均レーティングでは同3位につける(いずれもデータサイト『Sofa Score』を参照)など、クラブの残留に大きく貢献した。

 カーザ・ピアを率いるフィリペ・マルティンス監督からもかなり高く評価されている。ポルトガルメディア『Record』によると、同指揮官は最終節のジル・ヴィセンテ戦を前にして「何も起こらない限り、彼はカーザ・ピアの来季の計画の一部である」とコメントを残していたとのこと。さらに「嬉しい驚きだった」「来季も彼を頼りにしたい」とも話すなど、信頼の厚さは絶大のようだ。

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