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Jリーグ 1年前

最強の11人!? Jリーグ“採点”ベストイレブン。前半戦MVP級の活躍を見せたイレブンとは

シリーズ:Jリーグ採点ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

SB:初瀬亮(はつせ・りょう)

湘南ベルマーレ戦に出場した初瀬亮
【写真:Getty Images】


所属クラブ:ヴィッセル神戸
生年月日:1997年7月10日
2023リーグ戦成績:15試合1得点3アシスト
2023平均採点:7.25(全体10位)

 便宜上、両サイドバックでプレーできる初瀬亮を右サイドバックで選出しているが、今季は主に左サイドバックとしてプレーしている。ガンバ大阪の育成組織出身で、2018年にヴィッセル神戸へ完全移籍。19年のアビスパ福岡への育成型期限付き移籍を経て、神戸の主力へと成長している。

 最大の特徴は質の高いキックだ。ロングパス成功数(70回)、クロス成功数(31回)はともにリーグ2位の数字で、主に左足から放たれる精度の高いフィードで攻撃の起点となっている。今季はすでに3アシストを記録しており、4月23日の湘南ベルマーレ戦では直接FKを決めるなど、ゴールに直結するプレーも多い。

 平均採点は全体10位で、サイドバックとしてはトップの数字だ。首位を走る神戸をサイドバックというポジションから支える初瀬は、スタッツ面でも非凡なものを見せている。

SB:東俊希(ひがし・しゅんき)

サガン鳥栖戦に出場した東俊希
【写真:Getty Images】

所属クラブ:サンフレッチェ広島
生年月日:2000年7月28日
2023リーグ戦成績:16試合2得点1アシスト
2023平均採点:7.19(全体16位)

 昨年7月30日のFC東京戦、東俊希は大怪我をしてしまった。左下腿コンパートメント症候群と診断され、症状次第では選手生命どころか下肢切断の可能性すらあった。手術と懸命なリハビリの甲斐もあり、今季の開幕節で約7か月ぶりとなる公式戦復帰を果たしている。

 180cmという恵まれた体格を持つ東は、サンフレッチェ広島で主に左ウイングバックとしてプレーしている。サイドを上下動して正確なクロスを上げるだけではなく、逆サイドからのクロスに対しては積極的にゴール前に飛び込む。4月15日の横浜FC戦では右ウイングバックの越道草太が上げたクロスを頭で合わせてゴールネットを揺らしている。

 ここまで2得点1アシストを記録しており、16試合中11試合で7点以上の採点を与えられている。先発出場した13試合の中で7点を下回ったのはわずか3試合と、コンスタントに高い数字を残す。伸び盛りの若い選手が多い広島を象徴する選手の1人となっている。

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