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久保建英 1年前

久保建英、20歳の若きDFに教えた厳しい現実。相手の癖を見透かす高度なプレー【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第38節、レアル・ソシエダ対セビージャが現地時間4日に行われ、2-1でホームチームが勝利した。サッカー日本代表MF久保建英は先発出場。ゴールやアシストこそなかったが、キレの良い動きをみせた。そんな久保が、相手の若きDFに突きつけた厳しい現実とは。(文:小澤祐作)


レアル・ソシエダは今季最終戦で白星

ラ・リーガ第38節、セビージャ戦で先発出場したレアル・ソシエダの久保建英
【写真:Getty Images】

「目標は、ファンがチームに満足して会場を後にすること。我々は大半の試合でそれを達成したと思うし、それが私の誇りでもある」

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 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督は、そうコメントを残し、長かった2022/23シーズンを締めた。

 最終節を残してチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたソシエダのホーム最終戦、スタジアムには35,000人以上が詰めかけている。対戦相手のセビージャもヨーロッパリーグ(EL)を制覇してCL出場権獲得を果たしたばかりであり、いわゆる“消化試合”とはなったものの、CL出場のお祝いやアシエル・イジャラメンディの退団セレモニーなど、サポーターにとってこの日は特別なイベントの1つだった。

 ローマとの激闘を終えたばかりのセビージャが普段の控え組中心でスタメンを組んだこともあって、ゲーム自体の迫力はそこまでなかったと言える。アウェイチームは随所で強度、また連係不足が目立っており、やはりモチベーション的にも難しそうな印象を受けた。そのため、長い時間ソシエダペースで進んでいる。

 最終的にはブライス・メンデスの久々のゴールと、モハメド=アリ・ショーのラ・リーガ初ゴールでソシエダが2-1で勝利。38試合21勝8分9敗、勝ち点71で今季のリーグ戦全日程を終了した。

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