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まるで別人? なぜかブラジル代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:フェルナンド(セビージャ)

アスレチックビルバオ戦に出場したフェルナンド
【写真:Getty Images】


生年月日:1987年7月25日
ブラジル代表成績:なし

 セビージャの中盤で攻守に効いているフェルナンドもブラジル代表とは無縁のキャリアを歩んできた。2007年に加入したポルトでは4度のリーグ制覇を経験。アンドレ・ヴィラス=ボアスが率いていた2010/11シーズンは、ラダメル・ファルカオやフッキらと共にUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を成し遂げた。

 ELを制したポルトから続々とビッグクラブへと選手が活躍の場を移す中で、フェルナンドは2014年夏にマンチェスター・シティへ移籍。加入から2シーズンはまずまずの出場機会を得ていたが、2016年夏にジョゼップ・グアルディオラが監督に就任すると出場機会を大きく減らし、2017年にマンCを退団後はガラタサライを経て、2019年にセビージャの一員となった。同クラブでは絶対的なレギュラーとして地位を確立し、今季は自身としては3度目、セビージャとして史上最多の7度目となるEL制覇に貢献している。

 フェルナンドはポルト時代からブラジル代表候補には挙がっていたが、マンC時代のライバルでもあるフェルナンジーニョやカゼミーロ、現在アンタルヤスポルでプレーするもう1人のフェルナンドの存在もあり、代表メンバーに選出されることはなかった。同選手は現在も欧州の最前線で活躍しているが、35歳という年齢を考えると今後招集される可能性は限りなく低いだろう。

【了】

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