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まるで別人? なぜかブラジル代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ジエゴ・カルロス(アストン・ヴィラ)

プレミアリーグ、エバートン戦に出場したジエゴ・カルロス
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年3月15日
ブラジル代表成績:なし

 
 ジエゴ・カルロスは母国ではプロ選手として活躍できず、ポルトガルのエストリルを経て2016年夏にナントへ加入すると才能が開花。2019年夏に移籍したセビージャでは加入初年度から絶対的なレギュラーに定着し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献している。

 フィジカル、スピード、高さはどれも一級品で、ラ・リーガ屈指のCBと評価された同選手は2020年11月にブラジル代表に初選出された。しかし、マルキーニョス、エデル・ミリトン、チアゴ・シウバらの壁は高くピッチに立つことが出来ず。当時ブラジル代表を率いたチッチ監督は、ベンフィカのルーカス・ベリッシモを積極起用していたため、ジエゴ・カルロスの序列は5番手以下となっていた。

 その後、ジエゴ・カルロスは2021年夏に行われた東京オリンピックにオーバーエイジ枠の選手として出場。全6試合に出場してブラジルU-23代表の優勝に大きく貢献するなどの活躍をみせたが、初招集以降はチッチ監督から声がかからず、実力がありながらもブラジル代表での出場は未だに「0」となっている。

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