海外日本人選手 最新ニュース
海外では、様々な特徴を持つ日本人選手が活躍している。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、フットボールチャンネルでは今季のスタッツを中心に様々なデータを集計し、5項目の能力に分類して数値化してランキングで紹介する。(成績は6月1日時点で『transfermarkt』を参照)
20位:川辺駿
生年月日:1995年9月8日
所属クラブ:グラスホッパー(スイス)
22/23リーグ戦成績:33試合9得点8アシスト
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2021年の夏からスイスのグラスホッパーでプレーしていた川辺駿は、昨年1月にプレミアリーグのウォルバ―ハンプトン・ワンダラーズ(ウルブス)に完全移籍を果たした。それ以降は、ウルブスに籍を置きながら、レンタル移籍という形式でグラスホッパーでのプレーを続けている。今季は、ともにチームトップのリーグ戦9得点8アシストを挙げて攻撃を牽引し、6月シリーズの日本代表にも招集された。来季はいよいよウルブスでプレーするチャンスを得るかもしれない。
「攻撃」と「守備」がともに70近い数字となっていることからもわかるように、攻撃面で特徴を発揮できるセントラルMFだ。ボックス・トゥ・ボックスに仕事ができるダイナミックさが魅力で、中盤で守備をこなしながらも、積極的にゴール前にも侵入していることが、今季の得点数やアシスト数に結び付いている。
また今季の出場時間(2840分)はチーム2番目で、したがって今季全体のおよそ88%でプレーしたことになる。この割合は海外日本人選手の中では遠藤航に次ぐ数字で、中盤で多くの仕事をしながらも、シーズン通してタフに戦い抜ける「フィジカル」は「76」となっている。